占いが大好きという人もいれば、普段は占いには興味がないという人もいるでしょう。しかし、占いに興味がないという人でも、自分の未来や運命について何かヒントを得たいという人がほとんどです。
世の中に多くの占いがあるのは、そうしたニーズを反映しているのでしょう。ちょっと自分の現状やこれからを占ってもらいたい。人生の決断を迷っている方、今とても気分が良くて、誰かのひとことが欲しい方など、ぜひ占いを受けてみてはいかがでしょうか。
数多くの占いについて私の雑感を記してみました。
血液占いは日本独特のもの?
日本では血液型で占いをしたりしますが、海外では血液型で占いをすることはほとんどありません。欧米では自分の血液型を知らない人も結構いて、血液型で性格が決まってくるというような考え方がないのです。
血液型でそれぞれにA型、B型、O型、AB型というような独特な特徴があるとは考えられていないのです。血液型占いは日本独特のものだと言えます。
日本はそもそもA型が多い国で、欧米では別の血液型が多くなっているところも少なくありません。全体的にAB型は少ないので、ちょっと変わり者のようなイメージを持たれるようですが、実際には血液型で性格が決まるようなことはないのです。
日本ではA型は堅実なイメージがあって、B型は脳天気な感じがあり、O型はマイペースな感じで、AB型はユニークなイメージがあります。人間を4種類のカテゴリーに分けること自体無理がありますし、血液型で占いは成立しないのです。
日本だけで血液型でその人の人格が決定されるようなことがありますが、なんとなくイメージ的なことが多くて、実際にはそれほど血液型で性格が違うというようなことはないのです。
血液型にこだわるのは日本独特のもので、海外ではあまり知られていません。
星占には無理がある?
占いで星占いはとてもポピュラーなものですが、全員を12の星座に振り分けて占いをするというのは、ちょっと無理があるのではないかと思います。いろいろなメディアで星座ごとの運勢等を話題としていますが、どれくらい当たっているのでしょうか。
自分と同じ星座の人が全く同じような星占いの結果であるとしたら、同じようなことが起こるということで、それはとても無理があるでしょう。星座によって性格も違ってくるということですが、自分と同じ星座の有名人などを見ていますと、とても類似点が見つからず、星占いはあまり当てにならないのではないかと思うようになります。
それでも、占いを見ていると、いい結果が出たらなんだか嬉しい気持ちになりますし、悪い結果が出ているとちょっと注意しようというような感じになります。
その星座がたとえ悪い結果だとしても、ラッキーカラーや、ラッキーアイテムを言われると、なんとなくそれを使ったらいいことがあるような気になってしまうのは自然なことです。しかし、同じ星座の人たちが皆同じカラーを身につけたり、食べ物を食べたりすると思うと、ちょっと無理がありそうな感じです。
神社のおみくじは何度ひいてもいい?
占いの中でもとても神秘的でかつシンプルなものにおみくじがあります。神社に行くと必ずと言っていいほどおみくじがあります。値段も200円から300円というような感じで、中には縁起物の小さなアイテムが入っているものがあります。
おみくじは箱に入ったおみくじを自分で選んで1つ手にとって、その結果を見るということになっていますが、大吉が一番いいとされて、最悪なのが凶ということになっています。
大吉はとてもいいようですが、その時点が最高の状態であとは落ちるだけなので、それほど喜んでばかりはいられません。一番いいのは中吉くらいだと言われています。
おみくじには不思議なパワーがあって、結構当たっていることが多いようです。そして、おみくじは大事な神様からのメッセージということで、神社にある木の枝に結んで帰ってはいけないことになっています。
新年になると初詣に行き、おみくじを引く人も多いでしょう。そして、おみくじは何回引いてもいいということになっていて、気に入らない結果のおみくじを引いた時にはまた引いてもいいということなので、ちょっと面白いことだと言えます。
おみくじは偶然でなく必然だということを教えてくれる歴史のある占いです。
たまには占いもいいかもしれません
私はお金を出して占いをしてもらうことはあまりないのですが、あるところにとても当たるという占い師がいるということを友達から聞いて興味を持ちました。
その友達は日頃から全く占いというものを信じない人だったのですが、その占い師に会ってみたら、スバリ、言い当てられてびっくりして、すっかり信じるようになったのです。それで、私も興味を持ち、ぜひ占ってもらいたいと思って、その占い師の家を教えてもらいました。
占い師は初老のおばあさんで、電話で予約をして1時間2000円のセッションを受けることにしました。すると、そのおばあさんのところに行ったらすぐに、私の魂の位がすごく高くて、神様の次ぐらいに高いというようなことを言われました。
それまでに似たようなことを言われたことがあったので、それほど驚きませんでしたが、その時の私はあまり調子が良くなくて、低迷していたのです。
すると占い師のおばあさんは、翌年の節分までは何をやってもダメだからおとなしくしている方がいいと言いました。何をやってもダメだということで、1年間は出会いも期待しない方がいいと言われましたし、とにかくゆっくりと焦らないことだと言われました。なんだかすっきりしたような感じがしました。
ニューヨークのタロット占い師
私はニューヨークの大学に進学して、大学の寮に住んでいました。そこに不思議なアメリカ人の男性がいて、以前、UFOに連れ去られたことがある、というような経験があって、日本のUFO特番にも出たことがあるというような人でした。
それで、その人がタロット占いができるということだったので、占いをしてもらうことにしました。とても年季が入っているタロットカードを使って占いをしてもらったのですが、かなり当たっていて、びっくりしました。
しかし、その占いでは私はとても裕福な未来があるということでしたが、かなりお金に困っているので、ちょっと当たっていないかな、と思います。これから先に当たるといいと思いました。
タロット占いのあと、ニューヨークの街を歩いているとジプシーの女の子がタロット占いの勧誘をしていて、その時に4ドルしか持っていなかったのですが、4ドルで占いをしてくれるということだったので、占ってもらいました。
すると、なんだか霊感商法のような感じで、いいことを言われて、それを阻止しているものがあるから、それを駆除するのに5000ドルかかるところを200ドルでやってあげますと言われました。
私はその占いには賛成できなかったので、なんとか振りほどいて帰ってきました。
占いは、その場の雰囲気やインスピレーションが大事で怪しいと感じたら、逃げ出すことですね。それにしても5000ドルが200ドルとは、さすがニューヨークです。