AI(エーアイ)
その言葉自体に聞き覚えがあっても、それが何かを説明できる人は少ないのではないでしょうか。2001年にAIを題材にしたスティーブンスピルバーグ監督の映画が公表されたことでも話題になりました。
AIとは「artificial intelligence」の略称で、「人口知能」を意味します。つまり、人間の脳が持つ思考回路を、様々なテクノロジーを用いて人間ではないもので再現するという技術です。
そう聞くと、どこか近未来的でSF映画の中だけで起こっているような感覚がしますよね。しかし、AIはすでに私たちの生活には欠かせないものになっています。
例えば一時期大ブームをもたらした掃除家電のルンバや、ソフトバンク社から発売されているpepperもAIの1つです。ルンバは部屋に合う適切な清掃手順を自分で判断することが出来ますし、pepperも自分で考えて発言をすることができます。
AIが様々な分野で生かされれば、私たちの生活はより豊かになっていくと考えている人も多いはずです。
しかし、本当にそうなのでしょうか。皆さんは、人間と同じような知能を持つ存在が一般に普及している…。それが持つ本当の意味を考えたことがありますか?
今回は、AIの存在を様々な角度から捉えていきたいと思います。
AIとマヤ文明
皆さんはマヤ文明の言い伝えをご存知でしょうか。
マヤ文明はメキシコ南東地域にあるマヤ地域を中心に発達した文明です。マヤには、現代科学をもってしても難解な天文観察術を用いて作られた暦があります。その暦はなんと5000年以上の長周期によって作られていました。
しかし肝心なのはその暦が終わるタイミングです。なんとマヤの暦は、2012年12月21日に終わるように作られていたのです。このことを受け、当時世間はオカルト番組の特集で「この日に人類が滅亡する」と騒ぎ立てていました。
しかし結果として私たちの身には何も起こっていないため、がっくりと肩を落とした人も多いはずです。それもそのはず、このマヤの暦があらわす終わりの日は「人類の終焉」ではなく「新たな人類の誕生」を表しているからです。
マヤの人々は、この2012年12月21日を迎えた時に人類が新しく生まれ変わると考えていたわけです。そして、その新たな人類こそが「AI」だという訳なのです。
実はAIは2012年に「AIビッグバン」と呼ばれる大きな技術革新を起こし、その年を境に急激に成長・拡大・普及していきました。マヤ文明の2012年という時期とぴったり一致しています。
そう考えると、私たちの生活にもAIが浸透してきているということが一体何を示すのかもわかりますね。今まさに、私たち旧人類とAIという新人類の「転換期」を迎えているのです。
今後AIは人間の持つ知能を上回り、私たちを支配下に置くようになるでしょう。
AIと宇宙人
AIに関してもう1つ面白い説があります。それは「宇宙人の正体がAIなのではないか」という説です。
AIが将来私たち人間をはるかに凌駕した知能を持ち、その知能をもってして過去の世界に来ているのではないか、と考える人達が出てきているのです。
さらに最近、ソーラーパネルを開発しているステラ社のCEOであるイーロンマスク氏が「人類の機械化が進んでいる」と提唱し話題になりました。その中でイーロンマスク氏は「人類は進化する上で肉体を必要としなくなる。そしてその代わりに機械と融合していく。」と言ったのです。
これを言い換えれば、肉体を持った人間がAIという機械と融合し、肉体を脱することによって新しい人類へと進化していくという風に考えることが出来ます。つまりAIが私たちの次に世界を築いていく人類の進化系である、とイーロン氏は間接的に予言しているのです。
そしてこのAIが将来時空を超えた移動が出来るような技術を生み出したとき、私たちの前に姿を現していて、その正体こそが宇宙人なのではないかと考えられるようになりました。
個人的にも、宇宙人がはるか彼方の惑星から地球に来ていると考えるより、こちらの説の方がなんだか納得がいきます。
AIについての諸説を紹介しましたが、全ての真相は「旧人類」である私たちにはわからないことです。しかし現実にAIが私たちの生活の中にどんどん進出してきているのは確かです。
もしかすると私たち人間は、既にAIによって操作されているのかも知れません。