この世界には現在、70億人以上の人間が住んでいます。
宇宙も含めれば、もしかしたらもっとたくさんの人間のような存在がいるかもしれませんね。そんな世界に住む人々がそれぞれ、全く違う70億通りの世界を見ていると聞いたら驚きますか？
地球には70億通り以上の世界が存在する
実は現代の脳科学によってそういった不思議な世界のメカニズムが明かされつつあり、今回はその詳しい内容について紹介していきたいと思います。
人間の脳は非常に高性能で、ありとあらゆる情報をキャッチして利用する力があります。とはいえ、全ての情報を何でもキャッチしていたら、無駄なものまで頭に溜まっていって効率が非常に悪くなります。
そこで大切な働きをするのが「RAS」という、正式名称を網様体賦活系という脳の部位になります。脳幹という脳の根本の場所にある事から、よほど重要な器官であると分かります。
目や耳から入ってきた情報はRASによって、フィルターのようにふるいにかけられて人間は必要な情報だけを手に入れます。では、このフィルターには「どういった基準」が設けられていると思いますか？
実はかなり曖昧で、しかも人によって基準は大きく異なるのです。
ですから同じ世界の現実を見ていたとしても、全く別の世界に生きているような状況が生まれるのです。
ＲＡＳは人の運命を決める
運命論という言葉が昔からあり、スピリチュアルの世界でも「運命は決まっている」と提唱する方は多くいるのです。しかし運命が決まっているというと何となく「つまらない」ですし、何かもっと状況が良くなる方法を人は求めたい事でしょう。
人間の脳には無意識が存在していて、この無意識が勝手に運命を決めているという考え方もあります。その無意識を自分のより良い方向に持っていくために重要になって来るのが、まさしくRASなのです。
RASは世界を好きな見方に変える力があるのでしたよね。そうすると、ここのフィルタリング基準が変わる事によって運命も変わってしまうと考えられませんか？
運命論と一口に言っても、自分の意志で色々とやりたい事を決められない、という意味で使っているスピリチュアリストもいます。RASや無意識の考え方とも似ていますし、ある意味では科学的です。
そして一番重要なのが、どうやってRASに自分に都合良く動いてもらえるか？という部分です。人間の脳は同じ情報が繰り返し入って来た時、「それだけ重要な情報なんだな」と判断します。
もしあなたが南国に移住したいと考えているならば、住みたい南国の写真を常に見える場所に貼っておくと「南国に住むあなた」の現実(運命)に近付く事になるのです。
情報を振り分ければ成功者にもなれる
政治を語る時、ある政治家の良い所や悪い所はやはり人によって評価が変わってきます。その人の思想によっては、その政治家の良い所についての情報ばかりが手に入る事になります。その逆だとやはり逆の結果になる事でしょう。
いつも考えている事がRASのフィルタリング基準となり、それに則った情報ばかりをキャッチする事になるのでさらにその思想が強化されていくのです。
社会的に負け組だと思っている人は、どんどんそのように考えてパッとしない人生・運命になっていくと考えられます。
もし成功者になる「運命」を掴みたい場合には、成功者になれるような思考・情報を手に入れる必要があります。成功者の体験談を入手する、というよりも「自分が成功者になれる」という確信を強められる方法が望ましいです。
最も分かりやすいのはやはり「お金」で、例えば少なくても良いのでいつでも札束を見える所に置いておくとRASはお金に関する情報ばかりを振り分けだします。成功者=お金持ちとするならば、こういった方法の積み重ねで少しずつ近付いていけます。
脳科学では、スピリチュアルの力を根拠付ける理論が年々生まれています。時には科学的にも考える事で、より良い運命を掴む確率がグッと高まる事でしょう。
