「好きなブランドの新作バッグが欲しい」
「意中の女性をゲットするための資金が欲しい」
「今の稼ぎじゃ満足できない、もっと自由に使えるお金が欲しい」
このような考えを持つ方は少なくありません。
80年代後半から90年代前半にかけて日本経済が最盛期を迎えたバブル時代は崩壊しました。
昨今は「さとり世代」や「結婚できない世代」など、贅沢を知らない世代の登場も話題となっています。
しかし、バブルがはじけようが、日本経済が低迷していようが人々の「お金が欲しい」という欲求はとどまるところを知りません。
「お金を稼ぎたい、稼がなければ」「もっともっとお金を」
現代はまさにお金の欲望の『無間地獄』の時代と言っても過言ではありません。
では、そんな無間地獄から脱出するには私たちはどのように考え、そしてどのように生きれば良いのでしょうか?
お金は追いかけると逃げていく
現代社会はお金と商品、サービスを交換することで成り立っています。
お金、つまり現金があればその金額の対価として商品やサービスと交換できます。
このため、世の中にあふれる商品を得たりサービスを受けたいときにはお金が必要となります。
このようなシステムがあるがために人々は「もっとお金が欲しい」と思うようになるのです。
しかし、悲しいかな、お金は「追いかければ追いかけるほど逃げていく」という性質を持っています。
「もっとお金を」とシャカリキになって働けば働くほど、自分自身のプライベートな時間が失われ、挙句の果てには使いたくもない商品やサービスを無駄に購入してしまった・・・といったご経験が皆様にもあるのではないでしょうか?
お金が欲しくてたくさん働く→ストレスがたまる→ストレスを解消するためにお金を消費してしまい、結果、さらにお金が減ってしまう
という「負の欲望スパイラル」におちいってしまうのです。
お金は求めない人のところへ自然とやってくる
世の中には年収1億円以上、生活するには十分すぎる収入を得ている人たちが存在します。
このような人たちは一般人の視点から見ると、まるで「別世界の住人」のように見えるかもしれません。
「社長とか、企業家とか、ああいった人たちは何か特殊な能力を持っているからお金を稼げるんだ」
皆さん、こう言います。
たしかに、年収1億以上を稼ぐ人は商才があったり、普通の人では思いつかないようなアイディアを持っていたりと特殊なスキルがある人が少なくありません。
しかし、上記のような1億円以上の年収を稼ぐ人には特殊な才能だけはなく、ある共通のマインドを持っています。
それは、「お金に固執しない」というマインドです。
年収1億円以上稼ぐ人のほとんどは、「お金が欲しいから」という理由で働いていません。
では、どんな理由で働いているのかと言うと、それは「自分がやりたいことをやっているだけ」「誰か人のために役立つことをしたいから」といった『お金とは関係ない情熱(パッション)』を満たすために働いている、というケースが多いです。
つまり、1億円以上の年収を稼いでいる人はすでにお金の無間地獄から脱出しており、彼らはお金ではなく「人生を有効に使うために自分が情熱を注げるものに全力投球している」のです。
お金の無間地獄から抜け出るためにはまず「お金を追い求める」のやめること
資本主義社会が世界の大勢を占めている世の中で「お金のことを忘れろ」というのは無理な話かもしれません。
しかし、お金のことを完全に忘れることはできなくても、マインドをチェンジすることで「お金を追い求めるのをやめる」ことはできます。
お金に振り回され日々の生活に潤いを感じることができなくなったら、まずはお金を追い求めるのをやめ、「本当に自分がやりたいこと」をじっくり考えてみてはいかがでしょうか。