いつも、似たようなことで悩んだり、つまづいたりしませんか?
ご自身を冷静に振り返ると、うまくいかないことがパターン化されていることに気づきます。
もしうまくいかなかったら、「ただ単に自分はそういう性格なんだ」と思い、気にしないようにするのも一つの手です。
しかし、気にしないように努めると、またいずれ、同じことが繰り返しやってきます。
もしくは、うまくいかなかったことに対して、「またうまくいかなかった。次は気をつけよう。」と、簡単に反省したとします。
すると、気に留めたにも関わらず、また同じような失敗が、形を変えて起こります。
なぜこんなことが起こるのでしょうか。
それには「カルマ」が関わっているかもしれません。
カルマは引き継がれる
人は誰しも、カルマを背負って生まれてきています。
カルマとは、今の自分が生まれる前の過去世(前世、とも言います)で、自分が起こしてきた悪しき行いです。
悪しき行いは、そこに気づいて改善するまで、ずっとついて回ります。その勢いは強く、死んで生まれ変わっても尚、引き継がれます。
ですので、うまくいかないことを人のせいにしたり、真剣に自分自身と向き合わなければ、カルマに気づいて!と言わんばかりに、問題が起こるのです。
では、どうやってカルマを昇華したらいいのでしょうか。
まず、いつも同じパターンでうまくいかない物事があると気づけたら、チャンスです。なぜなら、カルマを昇華できるきっかけを得たからです。
気づけない方は、ちょっと立ち止まってノートとペンを用意しましょう。
そして、今までの自分に起こった失敗談や、嫌な思いをした出来事を書き出してみましょう。 細かく思い出すことで、パターンが掴めてきます。
気づいたり、思い出したりできたら、次の行動へ移りましょう。
心身を満たしてカルマと向き合う
次は、自分が喜びを感じることや、心地いいと感じることをしてみましょう。
ポイントは、人のためではなく、自分のために行うことです。
カルマの内容は人によって違いますが、カルマが生まれる誰しも共通の理由があります。
その一つは「自分と自分が離れ離れになっていること」です。
- 自分が本当に求めるものを食べていますか?
- 自分が本当に心地よいと思うものに身を投じていますか?
- 社会の中でうまくやることばかりを優先し、ご自身をストレスフルの状態にさらし続けていませんか?
スピード社会の今、自分のペースを保って生きるのは至難の技かもしれません。
しかし、そのままでは、自分は何が好きで、何に快・不快を感じるのか、忘れてしまいます。
ですので、たまにで良いので定期的に、自分の声を聞く時間を持ってみてください。
具体的には、「欲から食べたいものを食べるのではなく、体の声を聞いて食べたいものを選んでみる」とか「スマホを置いて、無条件に体が緩むような心地よい場所へ行ってみる」などです。
自分の心身が満たされていると、願いが叶えられるパワーや、カルマと向き合うエネルギーが湧いてきます。
カルマを昇華するアクション
そうして自分を満たした後は、初めに気づいたうまくいかないことに対して、ちょっとしたアクションを起こしてみましょう。
例えば、いつも人のせいにして人間関係が悪くなってしまうなら、相手に対して感謝の気持ちを持ってみましょう。人のせいにするというのは、相手の悪いところばかりに目がいっている状態です。
感謝をしようと決めると、相手がしてくれた小さなことに目がいきます。すると、感謝の念が生まれ、人のせいにする理由がなくなっていきます。
もしも口に出せるなら、直接相手に感謝を伝えても良いでしょう。良き人間関係を築けるようになります。
すると、人のせいにする、というカルマが昇華されます。
例えば、なにかと自己否定してしまうなら、自分を褒めてみましょう。自分の悪い部分にばかり目がいっている状態を変えるのです。
褒めようと思うと、案外褒めポイントがたくさん見つかります。褒める内容は、「今日の前髪かっこいい」とか「ちゃんと朝起きられた」など、小さなことでいいのです。
これを積み重ねると、自分のことが愛おしくなり、否定する対象ではなくなっていきます。
少しずつカルマを昇華したら、目に見える景色が清々しくなっていることでしょう。
ぜひ、今日から試してみてください。