私は今年で44歳になりますがもともと実家は木造建築で築80年になる素晴らしい一戸建てです。
もちろん私は今家を出ていますが今でも健在で大きな柱が立っている一戸建ては誇らしいと思っています。
そんな昔ながらの一戸建てですが私の周りでは今考えても不思議なことがいくつか起こっていました。子供ながらに不思議に思っていたことが今考えてもおかしいなと思うことにつながっています。
具体的にその事象をご紹介していきたいと思います。
白い蛇がやってくる
まずは白い蛇です。
なかなか思いもよらないと思いますが田舎では蛇が家の周辺に多く出没します。我が家の場合自宅の中に蛇が上がり込んでくることがあります。
そして必ずと言っていいほど白い蛇が家の中に上がってくるのです。
当時はほぼ毎年1度か2度は発生していたことなので不思議に思いませんでしたが、今考えると非常にスピリチュアルな出来事なのではないかと感じています。
蛇は怖いもの、気持ちの悪いものと考えられがちですが、祖父や祖母からは白い蛇は家の守り神なのでそっとしておきなさいと言うことで、階段で二階に上がっていく様子を上から下からいつも眺めていたことが思い出されます。
最近は年に1度か2度しか自宅に戻る事はありませんが父親や母親に聞くとやはり毎年白い蛇はやってくるということです。
この出来事を周りの友人や職場の友達は信じてくれませんが紛れもない事実であり、私自身は本当に我が家の守り神は白い蛇だと今でも信じています。
白い蛇が不思議なほど同じような経路で自宅の2階に上がっていく様は、ある意味怖いと言うよりも神々しいと表現した方が正しいと思います。
1メートル程度の非常に大きな蛇が階段を上っていく様、そして下っていく様は見たことがないのですが何故か毎年階段を上っていく姿だけは欠かさず見ていました。
こぼれ話ですが、このように白い蛇に関しては自宅の守り神とあがめていた割には、祖父は毎年ハブ酒を作っては滋養強壮のために飲んでいました。
ナメクジの瞬間移動
次に私が体験した不思議な出来事の2つ目はナメクジの移動です。
昔ながらの木造建築だけにナメクジもあらゆるところに出没しました。
もちろん、ナメクジを同行することもないのですが驚くことに10分前に窓の外で1匹しかいなかったナメクジが気がつくと私の部屋の中に入っていることがよくありました。私は両親や弟に対してナメクジが瞬間移動したと真面目に話をしていたのですが、信じてもらえません。
しかし、実際に10分前と同じ大きさのナメクジが周りに1匹しかいなかったのに自宅の中に移動しているのは紛れもない事実です。
木造建築だけに木のぬくもりを使った何らかの不思議なパワーが働いていたのではないか?と子供ながらに感じていました。
お盆の不思議
そして、3つ目の私の体験した不思議な出来事です。
これはお盆の時期に定期的に私だけではなく弟も体験していることです。
私も弟も大好きだった祖父や祖母が、今ではもちろんなくなっていますがお盆の時期には、昔ながらの催事として自宅に招きいれ、お墓に送り出すと言う習慣をきちんと行っています。
そして、お盆の期間は仏壇の前で私の家族と弟の家族で寝泊まりをしているのですが、不思議なほど弟と私が祖父と祖母の同じ夢を見ています。
そして、その夢が実に明確であり祖父と祖母が私と弟に語りかける言葉が、常に同じであることが、翌朝に目覚めて会話をすることでよくわかります。
2人がなくなって既に10年以上が経ちますが、今でも私と弟をお盆の時期にはきちんと見ていてくれるのではないか?とある意味、霊の力を感じています。
もちろん、怖いのではなくできるのであれば祖父と祖母にもう一度会いたいと感じる次第です。
築80年になる木造建築の我が家ですが、これからも力強くそびえ立ってくれれば同じような思い出が繰り返されると考えています。