みなさんこんにちは、ピナレロです。
インターネットとは便利なものですよね。知りたいことや分からないことをどこでもいつでも簡単に調べることができます。
インターネットが生まれる前までは、私たちは「ものを調べる」という事にかなりの時間を使っていました。
しかし、最近ではあまりにも簡単に分からないことを調べられるようになった結果、「本当の事を知る」という事に対して極端に淡白になってしまっています。
しかしそれでは大きな問題があるのです。
信憑性のない情報にかかわってはいけない理由
簡単に情報を得られるようになった私たちにとって、次に大きな問題となっているのは、「情報に信憑性があるかどうか」です。いつでもどこでも、PCもしくはスマートフォンを使えば知りたいことの答えは、一見簡単に見つかるような気がしています。
しかし、実際はそこに抱えている「答え」が、本当に正しいものかどうかは簡単にはわかりません。理由はいくつかあります。
まずその一つは、インターネット上に「情報を載せる」ことは、あまりにも簡単だからです。
そこには何の難しさもなければ、資格も全く必要ありません。
とにかく、まったく専門的な知識がなくても、「それらしいこと」や「噂話」をあたかも本当の事のように記事にしてインターネットに載せることができてしまいます。
そして、もう一つの理由として、これは当たり前のことですが、「調べる側」は得ようとする情報の事が「分からない」から調べているので、果たしてインターネット上に公開されている情報が正しいかどうかを知ることができません。
さらに、これが最も重要な点かもしれませんが、私たちは常にフラットなマインドで「情報」を目にできるとは限りません。
例えば、「一日1時間、毎日走らなければ痩せない」という情報と、「1日10分、テレビを見ながらストレッチをすれば痩せる」という情報を見た時、人は必ず「1日10分、テレビを見ながらストレッチをすれば痩せる」という情報を信じたくなってしまうでしょう。
それが例え嘘だったとしてもです。
信憑性のない情報を流してしまう理由
では、信憑性のない情報というのはなぜ出てくるのでしょうか?
信憑性のない情報を流そうとする人は、一体何をしたいのだと思いますか?そこにはいくつかの理由があります。
一番大きな理由は、先ほどのダイエットの話でもありますが、人が「信じたい」ことを情報化することで注目を集めたい、という事があります。
例えば、Twitter上では、まことしやかにそういった情報を流し続けているアカウントを作ってしまえば、きっとかなり注目されて拡散されることもあるでしょうし、そういったことで集客してお金を儲けようとする人もおそらく多いでしょう。
ブログも同じことです。ブログ集客を目指している人にとっては、情報は「正しい」必要はありません。
特にブログの場合は匿名で運営している人も多いため、「正しい」か「正しくない」かよりも、「より注目されるか」という事に重点を置いて運営しているサイトも多くあります。
もっと悪質なものでいえば、「フェイクニュース」というものが最近では社会問題になっています。
事実ではないが、「みんなが喜ぶ」ネタを正式なニュースとして流してしまい、注目を集めるという事です。
「フェイクニュース」に関しては現代では非常に深刻な問題として取り扱われています。
注目を集めることには何の意味もない
「フェイクニュース」は悪質な一例ですが、意識的に「嘘」の情報を流そうとしているわけでなくとも、例えば誰でも知り合いに、自分の経験したことをちょっと大げさに語ってしまったり、少し脚色して面白くしてしまったことはありませんか?
もちろん、普段家族や友達の中でそれをすることは何にも問題ありません。「ちょっと大げさな人」と思われる程度で済むからです。
しかし、あなたの事を誰も知らないネット上でそれをやってしまうと、たちまちあなたの流した情報がゆがめられて拡散されてしまう危険性は十分にあるのです。
友だちや家族にそういったことをするのは、話を面白くしてちょっと注目されたら面白い、といったくらいの動機でしょうが、ネット上ではそんな風に「注目を集める」という事には何の意味もありません。
真実によって注目されるのであればよい事ですが、嘘をついて注目を集めることは意味がないのです。
信憑性のない情報というのは、真実を見極める力をこちらが持つことは非常に難しいです。しかし、自分が真実でない情報を流さない、という事はそれほど難しいものではありません。
一人ひとりの取り組みによって、より良いネット生活が送れるはずですよね。