性格とはなかなか治らないものです。ましてや欠点は自分では気づかないうちに人生に大きく作用します。
また、人間関係においてもこの欠点が影響してきます。
自分の性格を認識し、人間関係を円滑にして社会生活を送ること。難しいことですが、とても大切なことだと思います。
性格の欠点を認識すること
皆さん自分の性格の良いところ悪いところはわかっていると思います。
自分の性格が原因で、友人と離れてしまった。
自分の性格のために、人生の選択で誤った。
など、いろいろなイベントは性格がその起源となります。
マイナスなことばかり書きましたが、プラスに作用することもありますよね。わかっているけど、変えられないのが性格です。
幼少期の育てられ方、両親の影響、家庭環境の影響などが、今の性格を作ってきました。簡単に性格が変えられないのならそれを認識するのが大切になってくるのです。
性格の特徴
ひとことで自分の性格をいうと皆さんどうでしょう。
- 明るくて陽気、暗くて陰湿
- 人懐こい、人見知り
- 慎重、大胆
- おおざっぱ、ち密
わたしは自分のことを“せっかち”だと思っています。気が短いとも思っています。
私自身の性格の欠点を挙げるとこんな感じですね。
- 楽しいことや自分の利益となることは、すぐに実行する。またはしたくなる
- すぐに結論を求めたがる、思料や我慢がたりない
- ぼーっとしていることができないので、疲れる
- 自分が認められないとイライラする
- 人の成功を素直に喜べない。人が妬ましい
- ひとつのことに集中すると邪魔されたくない
- こだわりが強く神経質だが、興味のないことは見向きもしない
- 自分の思っているとおりに物事が進まないとがっかりする。イライラする
- 変更を強いられると対応に時間がかかる、変化に対応できない
- 反対意見を受け入れるのに時間がかかる
- 自分に逆らう他人を許すことができない
- 将来の見通しや予測、事前準備、シミュレーションが足りない。そのくせ、苦労することの予測だけは早く、苦労を伴うことを嫌う
車の運転に性格が表れるといいますが、私の場合もそのとおりです。目的地への道順をよく調べないで出発し、渋滞でいらいらする。予期しない工事で迂回ができない。
さらイライラしてドライブが台無しに
性格の欠点を抑え力に変えるために
50歳を過ぎ、会社でも中間管理職、責任を問われる立場です。性格のままに仕事をしてゆくことにはもう限界です。なんとかして性格の欠点を抑え社会生活や人間関係を立ち直らせなければ。
さきほどの性格からくる問題点を要約するとこうなります。
- 物事の全体像を把握していない、視野が狭い
- 短期的にとらえがち、未来や将来の予測に対する思料が欠けている
- 楽観的で甘い。うまくいって当然と思っているので、失敗や変化への対応ができない。
そこで、見えてきたのは、性格の欠点を抑え力に変えるためには、自分の感情をコントロールすることが必要ということです。自分の短期的な欲求を抑えることで、現状をしっかり把握する必要があるのです。
自分の感情をコントロールするには、冷静になることです。
直撃する台風の風にもまけない樹木や風波にまけない巌のように冷静でいることが大事です。
自分の欲求に流されず、冷静に現状を把握し、先を見通すことが“せっかち”な自分の欠点を力に変えるヒントだと認識します。
そうすれば、周囲の理解を得ることができ、人と強調して物事を進めることができるようになるのです。